オルキヌス(4) 稲朽深弦の調停生活

「私は秋永壱里を目指してなんかない。私が目指しているのは最高の調停員だけだ」
この島に来て以来、ずっと共に過ごしてきた相棒に向かって、笑う。
「だから、私はやるよ。たとえ相手が、秋永壱里であってもだ」

壱里が帰ってきた?という騒動から、自分にとって最高の調停とは何かをみつけていくお話し。笑い溢れるお話しでありながら、熱い思いと格好よさを見せてくれるラストは素晴らしかった。どうせなら、師匠・弟子関係を見せてくれたら、もっと良かったのにと思わなくも無かったけど、未来の明るさが溢れる終わり方で良かったです。これで最終巻とは残念でならない。→ 感想