けんぷファー(12)

「簡単に言うと、忠誠を誓ってもらうの。今までの赤と青の対立が、雫ちゃんによってうやむやになったじゃない。だから最初からやり直すの」
「わたしとナツルは、赤と青の代表ってこと?」
「ちょっと違うわ。決着をつけるのはナツルさん一人だけでいいの」

臓物アニマルの秘密から、ケンプファーが見えてくる最終巻。そっち側は、なんとなく思ってた通りだったけれど、恋愛方面が意外であり、なるほどとも思いました。ああ、彼がこんなに熱い思いを見せるなんて。人前で涙を見せない人の思いが切なかったけれど、最後はじんわりくるぐらい良かったです。→ 感想