楽園の魔女たち 楽園の食卓 後編

「あの子たちには、自分が世界を守ってやろう、なんて驕りはこれっぽっちもないですよ。あなたがたとはちがう。いまはただ友人のために、おたがいを思いやって懸命に行動している―ただそれだけです。友を思いやることもできないあなたがたに、世界の平和が守れるんですか?」

負の連鎖が始まったときにはどうなるかと思ったけれど、サラの暗躍と、最高の言葉を贈ったマリアと、そして何よりダナティアの覚悟が、すべてを治めていく展開が素晴らしかった。仲間を思うそれぞれの気持ちに涙ぐみ、師匠の最後の言葉に、温かくなりました。ほんっっとに素晴らしい最後でした。あと、個人的に気がかりだったファリスの馬のお相手がわかってよかった。→ 感想