影執事マルクの秘密

「それは、我が主の望みではございません」
「主の望みかどうかではない。お前が望めばそれを与えてやれるのだ、と言っている」
それでも、マルクは首を横に振った。
「それでは、エルミナは笑ってくれません」

ドミニクの過去を交えつつ、マルクの恋に揺れる姿を描くお話。面白い。エルミナとカナメの間で揺れるマルクと、そんなマルクを思う女の子たちにニヤニヤが止まらない。ドミニクとエルミナの母の関係は、切ないものがありましたが、決して不幸じゃないと思いたい。きっとみんなが幸せになれる道があるよ!→ 感想