夢の守り人

「この<花>は、残酷な生き物だね、タンダ。人の夢をさそうなんて。こんな思いをさせるなんて。……おれ、夢をみずには……いられなかったんだよ」

人の夢を糧にする花に囚われたタンダを救いにいくお話。歌に惹かれてしまう心の隙間やトロガイの昔話など、様々な切ない思いがあったけれど、人はそんなに弱くないことを感じさせられました。チャグムの成長が見られる嬉しさと、再会の感動がわすれらないけど、それ以上に、木霊の想い人の歌が素晴らしかった。→ 感想