ささみさん@がんばらない

「『がんばる』のと『無理をする』っていうのは、意味がちがうぜ、鎖々美」
つるぎがわたしの手をとった。
「おまえはまだガキなんだからさ、ひとりじゃ辿りつけない場所には、誰かに支えてもらいながら歩いていってもいいんだよ。到着しないよりずっといい。それは甘えじゃない。信頼で、あたしたち大人は子供からのそういう期待が嬉しいんだよなあ」

力の抜け具合がとってもよろしい。「バレンタインデーの惨劇」を読んだら「改変」はなんとバカバカしいことかと思ったけれど、ちょっぴりシリアスにもなるのね。SNSでのゲーム話の結末でそう思いました。お兄ちゃんにきつく当たりながら、お兄ちゃん大好きなささみさんが、のんびり平和に暮らせる日々が、これからも続いてくれたら嬉しいな。→ 感想