星の大地(1)

「ひとつだけ覚えているの。人の顔、それも物凄い美男子」
「それは予見で見たのですか?」
「たぶんね。でも、名前とか素性とかはわからないのよ。でもね、わたし、その人に会わなくてはならない。その人に会えば、自害した原因もわかる、そんな気がするのよ」

いきなり姫様が……という展開にびっくりでしたが、仕えていた姫様の変わりように驚き、喧嘩しながらも仲のいいやり取りが素敵で、サウラとアゼル、陽気な吟遊詩人マリクの旅路が、どうなるのかワクワクしてたら……不穏な動きはあったけれど、こんなに早く倒れるとは思わなかったよ。宰相の野望にゾクッとする。でもこれもまだ序盤っぽい感じで、例の予見や予言者の行動など、いろいろ危ういものを感じるので、どうなるのか楽しみ。展開が早いから、予想以上のことが起きそう。→ 感想