死神姫の再婚 恋するメイドと愛しの花

「どうした、アリシア?」
無意識に夫の服の袖口を握ってしまったアリシアに気づき、カシュヴァーンが妻を見下ろした。

「な、なんでもありませんの……あ」

逃げかけた手を掴まれた。指にカシュヴァーンの指が絡みついてくる。

「嫉妬しているなら、素直にそう言ってくれたほうが俺は喜ぶぞ?」

「お腹が痛い」から「お腹が壊れる」になってくところがやばい。カーシュのほれっぷりと、いらん知恵を付けたアリシアのいちゃいちゃがたまらないほど楽しかった。 今回はサブタイトルから連想できるとおり、ノーラの結婚話が展開されるのかと思ったら、まあ当然邪魔が入るわけで。王家のドロドロを見つつ、何とか回避できないかと頑張るアリシアと、ヘタれながら頑張ったティルに拍手したい。 でも、なんだか、さらにきな臭いことになってきたなあ。→ 感想