永遠虹路

「それって何だかさ……」
三日月を見上げる彼女は、優しい目をしていた。
「恋でもしているみたいだね」

舞原七虹の人生を、彼女に惹かれた人たちの視点から描くお話。彼女に恋した人たちの思いが切なく、届きそうな思いがすれ違うところはああ……と思ったけれど、思い続けて辿り着いた恋は、遠回りだけど温かかったです。現在から過去へと遡り、不器用な二人の思いが見えてくる物語に、きゅんとなった。→ 感想