嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉

さようなら。宮子は目を閉じ、こころの中でつぶやいた。
(さようなら、次郎君。― さようなら、わたしの恋)

東宮の言葉攻めが何と……。暴走気味な東宮はさておき、愚かかもしれないと思うこともあるけれど、苦しく、それでいて幸せだという恋模様は、見ているだけでキュンとなる。ちょっと重いお話しだったので、有子姫の恋は嬉しく思いました。罪悪感を無くす為と言われたらアレだけど、何とか叶って欲しい。いったんは引いた宮子がここからどうするのか、東宮はどうするのか気になるところ。→ 感想