ウィザーズ・ブレイン(7) 天の回廊(下)

『私の旅はここまでだが、この手紙が誰かの手に渡るのなら道は続いていると信じる。どうか、世界を。人間と魔法士が共に幸せに暮らす未来がどこかに必ずあると、私は願っている』

科学を信じて、危うい道を行きそうになるも、アリスという存在が彼を支えてくれた。ウィッテンとアリスの出会いと結ばれる過程は、涙せずにいられない。なぜそっとしておいてくれないんだろう……。将来の危険性を持って動く人々の愚かさが胸に痛い。それにしてもウィッテンの娘と赤毛が、「今」集うというのは何とも興味深いものがある。真実と未だ見えない謎とがありますが、ムチャ振りした真昼に、さらにムチャが降りかかるラストがどっきどきです。次はどこ?南極?→ 感想