カンピオーネ!(4) 英雄と王

「い、いえ。あなたの敗北はわたしの失態ゆえです。……わたしがあのとき、あなたにキ……キスをしていれば、また別の結果になっていたでしょうし」
「そ、そんなことはないって!断じてそんな理由で負けたわけじゃないからな!」

アテナの導きによってペルセウスと戦うお話。もしかして毎回新ヒロインに「教授」されるシリーズなのか。魔女リリアナさんが、とても可愛いかったなあ。お付きのカレンがはやし立てるから、恥ずかしがって……キスだけでエロい。もちろんそれだけで篭絡されたわけじゃないけど。「苦労し甲斐のある主に」といったリリアナの言葉が忘れられない。今回戦うことになったペルセウスは、強かったといえば強かったけれど、享楽的な王であるサルバトーレのおかげで苦労したようなもんだよなあ。神様は身勝手だけれど、王も身勝手なやつらばかりだ。→ 感想