花姫恋芝居 夜空に咲いた恋花火

「そんな、あれは、約束なんかじゃ……」
「約束だったさ、少なくとも、あいつにとってはな」
親方も、まだ信じ切れない彼女へ語りかけた。
「門前払いされても、邪魔だと怒鳴られても、あんたのために花火を打ち上げたいと、この工房に通い続けたあいつの気持ち、どうか疑わないでやってくれ」

この二人に当てられない人なんていない!ふたりで全国行脚したら、当てられた人たちが同じような恋を求めて、いつしか平和になったりするんじゃないかしらなんて思ってしまう。これで終わりだなんて残念だなー。もっと読みたかったなー。→ 感想