薔薇のマリア(5) SEASIDE BLOODEDGE

「老いぼれは下がってろ」
パンカロ・ファミリーの首領に向かってそんなことを言い放つことが出来る者は、彼だけだ。
ジャン・ジャック・ド・ジョーカー。
年の離れたえがたい友人の後ろ姿を見送りながら、親父がなかば呆然とつぶやいた。
「……あんたはまさしく、私にとってのジョーカーだ」

全体的にプロローグという感じ。これからどうなっていくか楽しみ。→ 感想