銀砂糖師と白の貴公子 シュガーアップル・フェアリーテイル

「品評会でアンと競えるのは、今年だけだろうから。アンにとっては最後のチャンスに、僕は巡り会えたわけだ。僕は幸運かもしれないね」
「最後のチャンス?」
問い返すと、キースはすこし気の毒そうな顔をした。しかしはっきり、頷いた。
「そうだよ。彼女は今年銀砂糖師になれなければ、永久になれないかもしれない」

派閥に入ってないアンが、姑息な嫌がらせを受けながら、それでも真っ直ぐに作り続ける姿が素敵だった。にしても、かの人物の行動には腸煮えくりかえる。そして、愛する人のための行動が、愛する人を苦しめてしまう。その結末が遣りきれない。続きを早く!余談:あの人はてっきり腹グロだと思ってました、ごめんなさい。→ 感想