2010-12-02 祝もものき事務所 book ☆☆☆ 茅田砂胡 「だってそんな……、ただの偶然でそんなに何度も証拠になるものを拾ったり、決定的な話を聞いたりするっていうんですか?」 「犯人にぶつかったこともありますよ、道端で」 主人公の出番がほとんどないのがすごい。つーか、あの力は犯則すぎるけれど、卑怯という言葉が出てこないぐらい、真相に迫っていく内に見えてくる「旧家」の歪みっぷりがやばかった。この人の描く歪んだ人って、あり得ないと思いながらも想像できるから怖いです。→ 感想