変態王子と笑わない猫。(2)

「いくら送ってもらっても、先輩がずっといてくれるわけではなりません。いつか必ず帰らないといけなくなるではないですか」
「それはそうかもしれないけどさ……」
「中途半端に近づいたぶんだけ、辛くなることもあるですよ」

鋼鉄の王のターン!ウインクしてるはずなのに、ばちこーんという音が聞こえてくる豪快さに笑ってたら、まさかの可愛い姿にどうしてくれよう。月子も大変可愛かったですが、相変わらずズレた方向で好意を受け止めるから、まったくこの変態さんはと思いながら、楽しみました。表紙の人の健気さにほろりとしつつ続きが楽しみ。→ 感想