ムシウタ 11.夢滅ぼす予言

「今までさんざん怖がってきたはずだ。自分の虫や、他の虫憑きの虫にな。虫憑きになったせいで苦しんで、痛い思いをして、辛い目にも遭ってきた。もういい加減、ウンザリしてるだろ?」

「その原因の一つが、目の前にいるんだぞ」

「今は――怒る時だぜ」

霧に覆われた赤牧市にかっこうがひとりで入ったら、というところから始まる物語。違和感あったので、何となしには気づいていたけれど、それでも、辿り着いた先で起きた出来事は……すごい。弱りながらそれでも、かっこうで居続ける大助がマジ格好いいんだけど、最後が……いや彼も一種ならと思って、最終決戦を楽しみにしたい。→ 感想