プリンセスの復讐(上)

「わたしが満足できる償いはただ一つよ」
エイドリアンはぞっと寒気がして、それをはらいのけるように腕を組んだ。
「いつかとりもどすと母に約束したのよ。<太陽と月>をこの手に握り、わたしがどんなに軽蔑しているかあの男に思い知らせれば、わたしも過去を水に流せるかもしれないわ」

お母さんの話がきつい……娘のためを思っての行動が、どんどん空回りしていくところが、ほんと辛かった。終盤に入ってようやくロマンスが始まる様子がうかがえてきたけど、トラウマがあるからなかなかねー。さてどうなるかしら。→ 感想