悪魔のような花婿 薔薇の横恋慕

「知りませんわ。もう、ウイリアムさまなんてだいきらい!」
「本当に私を大嫌いなのかな、奥さん?」
「そうですわ」
「本当のことを言わないと、あなたの大好きなキスをしてあげないぞ」
「もう。……もちろん本当はその反対ですけれど」

気がつくといちゃつく夫婦にニヤニヤだった。みんな怪しくなく、でもみんな怪しく感じる問題から、すべての嘘が明らかになって、さあ、次は反撃だ。王宮でもバルバロッサの活躍に期待しよう。 → 感想