天と地の守り人 第一部 ロタ王国編

「その道に行っても、楽にはなれない」
チャグムは、気恥ずかしそうに顔をしかめて、その言葉を押し出した。
「わたしが背負っているのは、重荷じゃなくて……夢だから」

バルサの抱えるチャグムへの思いが、苦しいほどに伝わってきてたまらない。辿りつくまでの道のりは険しかったけれど、それでも再会できたことが嬉しかった。ぐっときた。情勢はまだまだ厳しいけれど、ここからチャグムがどういう決断を下していくのか気になる。→ 感想