僕と彼女のゲーム戦争

「たしかにこのスペランカーは非常に高い難易度を誇り、ユーザーを選ぶ。しかし、このゲームにもこのゲームなりの面白さというものがある」
「……わかります。なんだかんだで、やってる間は僕も楽しかったですから」
「そう、そうなのだ!」と瀬名先生が叫んだ。
「君は既にゲームの楽しみ方を知っている!たしかにゲーマーとしての技量はまだまだかもしれないが、情熱に勝る技量などそうはない!それで十分なのだよ」

これはとても面白かった。もくもくと読書を続けて、それでいいと思っていた少年が、仲間と過ごす楽しさと、真剣に挑んで敗れることの悔しさを経験していく姿が、とても良かった。やってることはテレビゲームではあるけれど、ここには青春があるよ。→ 感想