烙印の紋章(9) 征野に龍の慟哭吹きすさぶ

「おれは、確かに一度は逃げたのだ。あらゆることから――皇帝から、メフィウスから、ガーベラやエンデのことから、そして姫、あなたからも」
「――」
「しかし、おれをここへと呼び戻したのも姫だ」

ギルとしてカムバックする姿が格好よくて、このまま順調に行くのかと思いきや、背負うものが出来たからこその余裕の無さが、戦において足を引っ張ることになるとは。よりによって、というラストは喪失感漂うけれど、これからの成長のための痛み、かな。まだ先は長いように思うけれど、戦いと同時に、ビリーナとの関係がどうなっていくのか気になります。→ 感想