銀砂糖師と赤の王国 シュガーアップル・フェアリーテイル

「人間は人間と。妖精は妖精と。同族同士で生きるのが幸せだ。そうだろう。もしほんとうにシャルのことを思うならば、彼が妖精の仲間と生きられるように、おまえは努力すべきではないか?」

相手の幸せを思うが故に、近づけないという二人の思いが切ない。傍にいながらも、遠慮した距離を保とうとするふたりだったけれど、そこに人が入ってきたら……冷静でいられるのかしら。→ 感想