竜宮ホテル 迷い猫

「ぼくはたしかに、幸運な人間かもしれない。でも、幸運はぼくをときどき不幸にします」

とても優しいお話だなあ。若くして作家になり、独り立ちせざるを得なくなった家庭の事情があって、いろいろなことから目をそらしていた響呼が、ひとつの出会いから、優しさに包まれていく展開が素敵でした。心が暖かくなる。→ 感想