QED 伊勢の曙光

「定事……って、天皇家にとって、伊勢神宮の祟りは通常の出来事だったというんですか!」
「そうね」
「祟りが?」
「はい」

説明が付きそうでつかない仮説にもどかしさを感じていたけれど、最後の最後でピタっとはまってくれるから、このシリーズは面白いんだ。代々伝わっていたはずの言葉が失われていくところにやりきれなさを思い、でもそれに気づく人がいることに希望の明かりをかんじました。これでシリーズ終了だなんて……もっと読みたいよ。→ 感想