「こちらは、どうとでもします。あなたがたは倉本きずなを！」 「ひとりじゃムチャだ！」 「お互い、自分が命をかけるに足ると思ったものへ立ち向かうのです。何の無茶がありましょうか。人に命がけの一歩を踏み出させた愛情を、騎士たる私は守りたいのです…

ラヴィニアはセーラとは別の意味で、やれやれと首を横に振りながら。 「この先、適わないような強敵があらわれたらどうするつもりでして？」 「そのときはラヴィが助けてくれるんでしょ」 「な……」 絶句する。セーラは信じきった笑顔でラヴィニアを見つめ「…

駅を出た直後は降ってなかったのに……。家に着いたころ、どうなってたかは聞くな。 風邪引きそうだけど、これで休んだら、本を読むために休んだんじゃね？とか言われそうなんで、明日はちゃんと行こう。ま、どうせ、電撃新刊に手を出せるのは、明後日以降だか…