寺田とものり

超鋼女セーラ 7 フタリの青春、お嬢のユウウツ

「茸味、あ……あ〜ん」 「え……ええと」 「わ、わたしもか、間接キス、するのっ」 お子様セーラのわがままが可愛くてしょうがないですが、ラヴィ好きーとしては、彼女の格好よさも言及しておきたい。 → 感想

超鋼女セーラ 6 ソラの恋人、あの娘のトクベツ

御浜千美絵は茸味くんのことが……大好き、です。 ちんまいセーラ先輩がかわいいですが、それより何より、千美絵の頑張りが見えた一作でした。こういう告白っていいですね。 → 感想

超鋼女セーラ 5 彼女と僕の五つの約束

ラヴィニアはセーラとは別の意味で、やれやれと首を横に振りながら。 「この先、適わないような強敵があらわれたらどうするつもりでして?」 「そのときはラヴィが助けてくれるんでしょ」 「な……」 絶句する。セーラは信じきった笑顔でラヴィニアを見つめ「…

超鋼女セーラ外伝 超鋼聖女ベッキー 第一章 オデ娘による福音書

「見てください」と、指さされ見上げた先には、格子に磨りガラスのちょっと小洒落た構えの飲食店があって……。 『創作家庭料理 リヴァイ屋さん』 と書かれていた。 「悪魔的ですねー」 「……ねーよ」 続編読むかと言われたらアレなんだけど、一冊として読むな…

超鋼女セーラ 4 センパイとボクの黄金週間 [後編]

「わたしたちは仲間だ」 「うん、片思い仲間だね」 小さな連帯感すら感じながら、そう答えることができた。しかし、そんな千美絵の共感を裏切るように、サァラは言う。 「違う」 明確な否定をもって。 「茸味に恋をしている仲間という意味だ。片思いでも両思…

超鋼女セーラ 3 先輩と僕の黄金週間 [前編]

「あのね……」 セーラは言いにくそうに、むしろ言って良いものか悩む様子で逡巡して、それでも我慢できないといったふうに、ちょっと拗ねた感じであらぬ言葉を口にした。 「わからない?茸味のはじめては、わたしがひとりじめしたいの」 このバカップルが!と…

超鋼女セーラ 2 ロボ娘はボクの夢を見る

「じゃあわたくしたちは、なんのために生まれてきたんですの?技術のためですの?戦うためですの?……違いますわ!人を愛するためですわ!大切な人を見つけるためですわ!誰かを幸せにして、自分が幸せになるためですわ!そのために、そんな有り得ない技術を…

超鋼女セ−ラ

「みなさん!」 それまでよりも数段高いトーンで、訴えかけるように体育館中の生徒たちを見回す。 「お仕着せじみた難しい話はここまでです!遊びでも、恋でも、勉強でもなんでも構いません。みなさんも熱中できることを見つけて、この三年間をめいっぱい楽し…