「でも、過去に区切りをつけないと、これ以上先に進めないような気がするんです。過去に囚われたままではきっと幸せな未来は生まれない……。私は、裕人さんといっしょに歩むことができる幸せな未来を進みたいです。だから」 ようやく、待っていた日が来ました…

「小春原日和……この屈辱は、忘れないわ……！」 相変わらずののんびりまったりほっこりした雰囲気がいい。派閥争いに巻き込まれても、みんなで力を合わせて乗り切るから素敵。少しずつ成長していって、友達も増えて、気づけば勢力が、という感じですが、彼女に…

「あ、で、でも……これってよく考えてみたら、は、『初めてのお泊まり』ですね♪裕人さんと二人で ― 二人だけで『初めてのお泊まり』……え、えへへ……♪」 とろけるような笑顔で春香はそう言ってきた。 こ、このまま明日の朝までもつのか、俺の心臓……。 初めての…

「今から一時間以内に、貴女たち新入生は信頼に足る友人を各々九人見つけなさい。見つけてそれらで十人のグループを作り、私に報告すること。見つけ方の手段は問いません。どんな方法でも構わないので必ず友人九人を集めること。ちなみにこれを達成できなけ…

「え？」 「あ、あたしも……ゆ、裕人と……」 消え入りそうな声で一度下を向いたかと思うと、 「あ、あたしも、ゆ、裕人と、二人で行くのが……い、いい……っ！」 椎菜のターン！ああもう、ほんと可愛いな。このままでもいいんじゃと思った僕が居たりするけれど・…

「思い出に残る修学旅行になるといいですね、裕人さん♪」 修学旅行で北海道へ。グループで行動するのに、ところどころで二人っきりになったときのドキドキ感がいいなー。あとちょっとでキスれるのにというじらしじらしっぷりがたまらん。美夏のじゃれつきっ…

そしてこれが。 いずれ姫乃宮において『お嬢様の中のお嬢様』『黄昏色の姫君』『姫乃宮の最終兵器』などと呼ばれることになる小春原日和の、お嬢様への道の最初の第一歩だったんだよ。 地味な少女がお嬢様学校へ入るために努力するお話。ベッタベタなんだけ…

「あ、あー。そういえば結局、春香は何をお願いしたんだ？」 「あ、そ、それは……」 その質問に春香は少しの間もじもじしていた。はにかむような照れたようなかわいらしいためらい。だがやがて下からちらりとこっちを見上げて、 「え、えと……秘密です♪」 椎菜…

「てゆうかさ、もしも万が一そんなことになっちゃったら、おに〜さんはそれでい〜の？」 「え？」 「お姉ちゃんがアイドルとかになっちゃって、それを黙ってみてるの？何にもしないの？お姉ちゃんが遠くにいっちゃうんだよ？」 二人の距離が近づきながらも、…

「ちょ、ちょっと二人とも！ヘンなこと言わないでよ〜」 美夏が慌てたような顔で間に入ってきた。 「えー、別にヘンなことじゃないと思うけどー。だって美夏、いっつもあんなに楽しそうに話してるじゃん。おにーさんが頭なでてくれてうれしかったとか」 「わ…

「それに……俺はやっぱ春香と二人だけで行きたいんだ」 「え……？」 「さっき思い出って言ったよな？いっしょに旅行に来たことの特別な思い出。あれは……俺も同じ気持ちだ。春香との忘れられない思い出を作りたい。そのためにはやっぱ二人で……」 さっさと付き合…

「……ご、ごめんね、急にヘンなこと言って」 「え？」 彼女は小さく首を振って、 「きゅ、急にこんなこと言われても、あんたが困るだろうってのは分かってた。ううん、分かってたつもりだった。困るのが分かってても……止められなかった。だ、だってしかたない…

「あ、あの、裕人さん……」 「ん、な、何だ？」 「……、あ、何だか身体が熱いです。どうしてしまったんでしょう……？」 「！？」 そ、それはどういう意味だ？ いつもどおり素敵なラブコメ。大好き。→ 感想

奈々はすっと背伸びをしてきて、 そのまま、 そっと ― 弘司の頬に口をつけた。 「……」 「……」 ……い、今のは……？ いつもどおりにほのぼのしてていいですね。→ 感想

「メリークリスマス、お姫様」 春香はしばらくの間、何が起こったのか分からないという顔でいた。 やがて 「は、はいっ。メ、メリークリスマス、です」 満面の笑みで、そう答えた。 それは今日一日の中で、一番の笑顔だった。 悶えそうになるクリスマスなラ…

「奈々は北海道行ったことある？」 「え、ううん、ないよ」 「そうなんだー、水上くんは？」 「僕？僕も無いけど……」 「ふふー、そっかそっかー。二人とも始めてかー。見知らぬ風景、初めてのお泊り、改めて知るお互いの素顔。自ずと気持ちは昂ぶって、そし…

「ぶ、文化祭で、フォークダンスがありますよね？それにいっしょに参加してもらえたら嬉しいなぁって……」 少し顔をうつむかせながら、恥ずかしそうにごにょごにょとそう言った。 「いや……でも、俺でいいのか？」 春香ならフォークダンスの誘いも引く手数多だ…

いいのじゃ。お主はただそこに居てくれるだけで良い。それだけで……これからは儂も前を向いて行けるような気がするのじゃよ ほわわんとしたシリーズの第三弾 → 感想

「だって、初体験だったんだもん（おんぶが）……ぽっ」 「！？」 恥らうように頬を赤く染めて、美亜がそんなことを言ってくれました。 「ちょ、美亜！？」 「でも、ヒロはとっても優しく（おんぶを）してくれたから……あったかくてすごく気持ちよかったかも。…

サプライズパーティでどきどき 感想: http://www.booklines.net/archives/4840232342.php

嬉し恥ずかし第二弾 感想: http://www.booklines.net/archives/4840230595.php

小ネタがもろにツボ 感想: http://www.booklines.net/archives/4840228302.php