「おれらはガキや。けど、ガキやからて、なんもでけへんわけやない。ガキかてできること絶対ある。ガキにしかでけへんことかてあるかもしれへん。ちゃうか？」 ガキ悪物語になってからは楽しさ満載でした。子供って突拍子もないことするけど、それが楽しく感…

『どうする？男の子』 「お、男……の子？」 『そう。別に助けに来なくてもいい。本当の危険なんて何もない。でも君は、女の子扱いされるのが嫌いなんでしょう？』 彼は戸惑いつつ、うなずいた。 『だったらここで、男の子らしいことをしてみても悪くないんじ…

[amazon][bk1] [amazon][bk1] 日本時間の昼間。世界中でその時間に寝ていた16億人ほどが全く同じ夢を見た。その夢に出てきた黒い塔が、現実に現れる。高い知識を持つ塔はいう。 「私はあなた方よりはるかに進んだ文明によって作られ、十一万年のときを超え、…

主人公の純が住んでいるところには、鵺姫と呼ばれる御神体の木がある。 寿命を25年差し出すことで願いをかなえてくれる、という言い伝えのある御神体。 ある日、純が御神体の周りを掃除していたら、ひとりの男の子が御神体に願いを告げた。 青い光と共に人影…

先日読んだ「星虫」がよかったので、続けて読んでみる。 建築現場の地中奥から出てきた天邪鬼とそれに取り付かれた年輝の物語。 もうね、いいんですよ。ほんとに。ぽわっと心温まるSF。 絶対この人の作品は集めてやる。 というわけで、Amazon、Amazonっと。

ある日、空から降ってきた「星虫」。それは人間の額に吸着し、宿主の感覚を増幅させる能力を持っていた。 だが、その星虫は徐々に変化して・・・。 いやあ、名作ってのはいつ読んでも面白い。こんな名作が10年以上も前に発表されていたとは露知らず。全くも…