日比生典成

めたもる。

「それに……」 と、世羅は言葉を続けた。 「私が走るのは、自分のためだけじゃないから」 自分のためだけじゃない? 「私は……走らないといけないから」 なんのために? 表紙のイメージがぴったり。ちょっとシンプルかなと思うけど、こういうお話しいいな。→ …

海をみあげて

「すごいよね……」 綾香の言葉も、遠く聞こえるほど。 「うん……」 そして、鯨のおかげで康平や洋助と出会うことができた。 鯨は町を救い、人と人を引き合わせてくれる。 真琴は、そう信じていた。 こういう雰囲気大好き。もうちょっと捻りあってくれたら最高…

かぐや日記 〜 GIRL meets BOY from AKITSUSHIMA 〜

「図書館って、悪戯好きの妖精がいると思うんだ」 「え?」 「だってさ、こういうところって、探しているものに限って見つからなかったりするだろう?」 「そうそう!でも貸し出しリストを確認しても、貸し出された形跡はないのよね!」 「そうなんだよ!あ…