葛西伸哉

ブレスレス・ハンター3

「今日死んでいく者に、同じ事を言えるのか!今日の不正が原因で明日死ぬ者に、胸を張ってそれを言えるのか?」 「言える」 優殻は、答えた。 「胸を張ってじゃない。恥じるよ。土下座だってする。だけど、俺にはそれしか言えない。その重みを抱えて、あがき…

だめあね☆☆☆ ウェディングベルはアイのため!?

「本気……つか、正気かよ、姉貴」 「本気だよ。あたし」 藍は自らの胸元に手を伸ばし、胸のIDカードを止めていた安全ピンを外す。 「はい。玄ちゃんが持っててね。あたし、企業活動やめちゃうかも知れないから」 これで最終巻だなんて…… → 感想

ポチのウィニングショット

「ひたむきにスフィアボールに賭けているあの人をあんたは好きになったんでしょ?」 「……うん……」 「だったら、がんばってみようよ。あんたの恋は、誰かと競って勝つとか負けるとかじゃない。星子だけのものなんだからさ」 恋する乙女のスポ根小説です。熱い…

ブレスレス・ハンター2

「あなたを殺したくない。だけど、こちらの指示に従わないなら、被害が拡大しないように処理するのが、僕の任務です」 「任務?そんなものが個人の、俺の純粋な願いに優ると思っているのか?」 ハンターたちの苦悩に、だんだんと恐怖を感じてきます → 感想

ブレスレス・ハンター 1

「これ……、銃か……?」 「櫂原くん、〈幻銃〉が出せるの?撃って!あいつを撃つの!早く!」 座り込んだままの理緒が、あえぎながら叫ぶ。 ボール状に絡み合った肉塊がじわりじわりと近づいてくる。エンブレムなしのふたりが放つショットガンは、一瞬の足止め…

だめあね☆☆ 山からブルマがおりてきた

「この白和院神話子、生まれた時から財閥令嬢ですわ」 当たり前のようなそうでないような、微妙なフレーズを繰り返しながら神話子がすくっと立ち上がった。 「ルール文言の裏をかいたり隙をついたりすることはしても、そのような卑劣な反則技は行いませんわ…

不思議使い2 階段のキューピッド

「あれ?」 下駄箱を開け、未嗣は首をかしげた。 「ん?どうしたの?」 先に履き替えた鈴が、異変を察して覗きにきた。慌てて未嗣はそれを手に取る。 白い、封筒を。 学校の七不思議。今度は恋の物語。 → 感想

不思議使い

確かにきれいな子だ。それは間違いない。だけど、この感覚は何か違う。どきどきしているのではない。 得体の知れない ― 悪寒だ。 弱ホラーテイストの学園もの → 感想

世界が終わる場所へ君をつれていく

こんな青春してみたかった → 感想

だめあね☆ へいらっしゃいませ、ご主人様!

良ろしきコメディ → 感想