戦嬢の交響曲 1

「で、俺はどうしていればいい?休むか?」
「いつものままでいい」
お、と思った。欠席しろ、ではないのか。
「普段どおりに戦っていろ。わたしもそうする」
「それじゃチームプレーにならんぜ。戦術とか考えなくていいのか」
「……わたしは一人で戦ったことしかない。だから―」
だから、なんなのだろう。佑鹿は続いての言葉を待っていたが、彼女はそれ以上喋ることはなかった。

孤高なのは不器用だから。そんな美少女とパートナーを組んで、怪物たちと戦うお話。 → 感想