神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる 2

「わたくしとスノウは一心同体。スノウを退学させるということは、すなわちわたくしを退学させるようなもの……」
「え……」
「つまり」
プリムローズは、まだ教壇に残ったまま、生徒の質問に応対していた担任のミス・プリズムにつうっと視線を流す。その瞬間、不幸にも目が合ってしまったらしいプリズムは、まるで蛇に睨まれた蛙のように、ぴきんと凍りついた。
「わたしく、もしもスノウが退学になるようなことがあったら、きっと哀しみのあまり、心の奥にとどめていたものを口走ってしまいますわ。たとえば、ミス・プリズムのへそくりのありかとか。彼女が密かに惹かれている神曲の弾き手が、実は彼女の生徒だったりとかすることも……」
(お、おじょうさま……)

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