メグとセロン 2 三三〇五年の夏休み 下

「もう、私達にできることはないのですか……」
疑問符なぢえ繰り返されたメグの言葉を、
「いいや!」
セロンは強く否定した。
地下に声を響かせたセロンへと、みなの注目が集まる中、
「まだだ!」
セロンが彼にしては珍しく、表情に感情を乗せた、
「まだ、僕たちにできることはある」

好きな子が落ち込んでたら、何とかしたくなりますよね!普段無表情なセロンが頑張るところに青春を感じました → 感想