Missing(8) 生贄の物語

「そうだ。あれは『警句』なんだ」
空目はそこで一呼吸置くと、皆を見て言った。
「彼女は『異界』を見るためにはああなる必要があるという『警句』だ。そして逆に『異界』に取り込まれると、ああなってしまうという、その『警句』でもある。彼女からは、いつしか異界の匂いは消えていた。しかし、未だに心は病んだまま、元には戻っていない。
……解るか?ここが最後の降車駅だ。そして俺についてまわる『異界』との関わりを断つ、これは最後のチャンスとなる」

魔女狩りスタート。今回はほんとひとりぐらい死ぬんじゃないかとドキドキでした。使命の名の下に行動する人には、狂気を感じましたが、それすら絡め取る魔女の存在がすごいな。こうなると、彼女の中にいる存在がどう関わってくるのか気になる。→ 感想