鷲見ヶ原うぐいすの論証

論理が通じない不可能状況。
犯人がもう一人いなければ成立しないはずの現実。
ふと、僕はそれを考えてしまった。
もしかして本当にいるのか。この麒麟館には。

― 悪魔が。

京極堂を彷彿させるやり取りと、「素質者」を利用しながらロジカルなミステリーを見せてくれる展開は、とてもワクワクさせられる。恋愛要素も多くてとても楽しいですが、できれば、もうちょっと余韻があってくれたら・・・と思ったりもした。→ 感想