ライトノベルの楽しい書き方(4)

「だから、それは剣はんの妄想……嫉妬もなにも、剣はんは八雲はん以外の男と仲良くしてへんやん……ヤキモチやく機会があらへんねん」
「……はっ?そうだ、先輩!おかげで名案をひらめいたぞっ!八雲が私にヤキモチをやいてくれるかどうかを、試してみようではないか!」

自分だけが嫉妬するのはイヤだと思った剣の策が思った以上に当たって、破局寸前になるお話。周囲から見ると、あわわなんだけど、読んでる身としては二人の思いが見えてるから、ニヤニヤが止まらない。剣の「もう一度だけ」にじわっときた。コミカルだけど思いの見える恋物語でした。→ 感想