AGE 楽園の涯 グラスハートex.

「……ただ、俺は、ギターが弾けていたらそれでよかったはずなんだ」
ぽつりと、こぼれるように、尚の声がした。
「それだけのことから始まったはずなんだ」
「……」
「世界中の誰が泣いたって……」

どうにもならないような衝動が、もどかしくも胸に響く。尚をこういう形で見ると、彼の認識がちょっと変わってくるかも知れない。あの二人の出会いも印象的。→ 感想