2009-10-31 魔王城三限目 book ☆☆☆ 田口仙年堂 「せんせ……ボク」 涙は止まっていた。だけど鼻水が流れて、汚い顔だった。 「助けて……ううん、助けたい」 力の強さを自覚させ、前を向かせようとするエイゴとそれに応える魔人の子供達のやり取りがとても素晴らしい。その繋がりを「魔人」と一括りにして正義を語る人たちの姿を見てると心が痛くなる。利用された子供たちがどれほど傷つくか・・・。子供達の姉たる存在のアプリールがどうなってしまうのか、気になるばかり。→ 感想