オルキヌス(3) 稲朽深弦の調停生活

「……もう一度言いますが、この件は貴女にとって有益ではありません」
「わかってる」
「この件そのものも、解決するのは容易ではないでしょう」
「ああ、望むところだ」
「キマイラと ― ひいてはあのオルカの街と敵対することになるかもしれません」
「だからって、君たちを見捨てる理由にはならない」

実績を求めて本質を見誤るあたりは、胸に刺さりましたが、目の前に困ってる人(オルカ)がいたら、見過ごすわけないよね。むちゃくちゃな手段を、これでもかとやり遂げる強引さと、軽快な掛け合いが面白かった。今回の土蜘蛛さんのアイドルっぷりは最高すぎる。→ 感想