薄妃の恋 僕僕先生

「珠鼈じゃなくてもキミの心中なんて簡単に読める。何せ顔に出ているからな」
僕僕がにやにやしながら王弁のわき腹をつついた。
「な、なにも考えちゃいませんけど」
「うそだ。キミはじゃまされたくないんだよね?せっかくボクと二人きりで……」
「あーあー!いちいち言わなくていいですから。旅な道連れ世は情け!」

ただ側にいるだけで嬉しい。そんな感じが伝わってきて、こっちまで嬉しくなる。ちょっぴり発情したり、ちょっぴり悩むこともあるけど、一緒にいられる幸せを感じられて、楽しかった。→ 感想