浪華疾風伝 あかね 壱 天下人の血

「やはり、瓜二つや」
「え……?」
「茜はん、あんた、そっくりなんですわ。私が船に乗せた、あの訳ありの娘さんに」

落ち延びた豊臣秀吉の孫・茜が、弟の行方を追って大阪へ戻ってきたら、やっかい事に巻き込まれて、というお話。ドキドキとワクワクさせてくれる展開でした。茜だけでなく、くったくのない商人の娘・お龍も面白い引っかき回し方をしてくれて、入り組んだかと思ったら、ストレートな感じになってきて、さあこれからってところで続く……。に、二巻を早く読まないと……。→ 感想