2010-04-19 あやかしがたり(3) book ☆☆☆ 渡航 「いい気分だ、ぞくぞくしやがる。天下の命運を賭けた一戦にゃふさわしい」 「天下?そんなものは知らねえな。ここにいるのは俺とお前だ。世界なんかを言い訳にすんなよ。らしくねぇぜ。もっと単純に行こうぜ」 ふくろうを追うために堕ちていく。その姿は、初めこそ痛々しく思ったものの、世を捨てたと言いながら、守るために戦う新之助に、やっぱり彼だと思いました。背負ったもののためではなく、個として戦いに挑み、涙するラストが良かったです。→ 感想