ぼくこい

「た、例えば、こ、恋とか‥…」
「こっ!恋っ!?お前らが!恋!?ぶはははははは!」
笑いを堪えながら、有馬紅子はボクの肩を叩き、
「いやー、いいよ。お前。今の超ウケた。いいよ。その条件で」
「はい?」
「恋っつっても曖昧だから、彼女にしよう。夏休みまでにお前らの誰かに彼女ができたら、お前らの事認めてやるから。できなかったら部屋明け渡せよ」

面白かった。甘酸っぱかった。非モテな男の子たちが、恋をしていくお話しはいいね。基本ネガティブで、女の子の前では格好つけしちゃうけど、内心ドキドキ。そんな恋にニヤニヤです。努力してうまくいくとは限らないけれど、恋することで、これまでと同じ出来事であっても、別のように見えてくるから、思いってステキ。→ 感想