漂う書庫のヴェルテ・テラ(3)

「……それが、おまえが書物を燃やす理由になるのか」
「なるとも」
パラセンダルは鷹揚にうなずいた。
「私は神を、地上に降臨させるつもりでいるのでな」

ジグウォルは不器用だなあ。でも、そんな彼だからこそ、慕う人たちも多いんだろうな。復讐の相手である枢機卿との力の差に驚きましたが、この差を埋めることが出来るのかしら。女の子たちの思いもいろいろあって気になるので、ぜひとも第二部をお願いしたいところ。→ 感想