銃姫(3) Two and is One

「ここで血の証明をして温かいベッドとミツバチの奉仕を受けるか。それとも嵐の中に放り出されるか好きになさい。わたくしの仕事は、ここでより純血に近い子供をつくり、絶対信仰中枢へ送り届けること。もしあなたたちの中でひとりでも種馬にふさわしい男がいたら、他の人間には離れを使わせてあげる。ね、悪くない条件でしょう」

ようやく夢というべきものを見つけられたというのに……彼の人の導きに悪意を感じて何ともやるせない。アンはもう動けなくなりそうな予感がひしひし。一方、セドリックの過去を知る背中合わせの少女たちも、醜い思いが見え隠れして、何やら残酷なことになりそうでドキドキする。さて、バラバラになった彼らは、どうすることになるんだろう。→ 感想