バカが全裸でやってくる

「お前まさか、自分が小説家になれないなんて思ってないよな?」

これたぶん私小説ですよね。全裸バカ出したりしてるけれど、小説を書くという思いや、応募し続ける心情などは、たぶん本人の言葉だと思う。物語を紡ぐ面白さにハマり、でも自分の妄想を露出していること=全裸も同意で、痛い目で見られることもあり、時に作品をベッコベコにされて。苦しくて、体が壊れそうになって、それでも書く、書き続けて……辿り着いた最後の行のエンターを押したときの達成感が伝わってきました。「小説バカ」たちのお話は、この人たちの紡ぐ物語を読んでみたいと思わせるモノがありました。よかったです。→ 感想