さくら荘のペットな彼女

「それって、他人に理由を求めてるってことだよな。何か決めるのに、他人が絡んでれば、失敗したときの言い訳にできるもんな。仕方ない。しょうがないって。じゃないと辛いよな。負けたときに全部自分のせいってのは。逃げ場がないってのはさ」
「俺はそんなつもり……」
「だったら、空太、もうさくら荘を出ろ」

面白いけれど、思ったほど起伏が激しくなく、良くも悪くも真面目なお話という印象。主人公が天才肌の女の子の世話をして、まぶしさに嫉妬するところは、決して格好いいわけじゃないけれど、嫉妬しながら心配して、それと同時に自分の道を探し始めていくという展開は良かったです。→ 感想