桐咲キセキのキセキ

「……分かりました。アルカナムとはいえ、絶対に何かが起こると、決まっているわけでもありませんからね」
「何かが起きそうな場所で、何かが起きない物語なんて、ありはしませんよキセキさん」

絶大な財力と権力を有する桐咲一族の後継者争いといえばそれまでなんですが、当主である鬼七郎がくせ者で、面白さを優先するルールを付け加えるから、一筋縄でいかない戦いになるから油断できない。これまでひとりで戦ってきたキセキが仲間を手にして戸惑いつつ、信頼を寄せるところが素敵。それにしても勝負事のシーンはすごい。絶体絶命のところからの切り返しにはうなりました。続きが楽しみ。→ 感想